田之頭一知研究室へようこそ!


 大阪芸術大学で、時間論や映画音楽の研究に携わりつつ、美学ならびに音楽美学などを教えています。少しでも情報を発信してゆくほうが今の時代にはいいのかなと思い、ホームページを作りました。アートや藝術、また日常生活の中に溢れている音の世界、そしてその根底にある時の流れ――そんなことに関心のある方(もちろん、そんな関心のない方も)、 一度目を通していただければと思います。

 

* 専門は美学研究で、特に音楽や映画を時間という観点から考えています。

 音楽における時間の問題を哲学的に扱う音楽的時間論や、映画と音楽の両方にまたがる映画音楽論が、私の仕事の重要な部分となっています。

 

* 哲学的時間論の系譜を辿る作業も、私のライフワークになっています。

 時間と言ってもいろいろな見方があり、たとえば過去や未来を、「かつてあったもの」「これからあるだろうもの」とみるのか、それとも「もはやないもの」「いまだないもの」とみるのかで、時間の捉え方も変わってきます。前者は過去・現在・未来を俯瞰する高みから時間を眺めていますが、後者は現在という時間様相に立脚して時間を眺めています。このような違いが現われてきた経緯を辿ろうというのも、私の目論見の一つです。

 

* ここのところ、舞踊(ダンス)にも惹かれています。

 バレエ音楽が出発点ですが、それとはまた別に、身体運動あるいは身体性に強い関心があります。藝術活動は必ずと言ってよいほど身体の動きを伴いますし、藝術作品には、程度の差こそあれ、身体性が刻み込まれています。また、私たちの日常生活は、言うまでもなく歩いたり走ったり、といった連続する身体の動きに支えられています。とすれば、私たちの日常は舞踊(ダンス)を生み出す源泉であると言ってよいでしょう。